台湾で働く・起業する進出リスク

台湾進出で避けたい10の失敗:会社登記をゴールにしない

台湾進出の失敗は、申請が不許可になることだけではありません。登記は終わったのに、顧客がいない、契約できない、働けない、口座や請求の準備が間に合わない状態も失敗です。避けたい手戻りを、進出前の質問に変えておきます。

謝銘元(XMY) 約8分

市場と会社形態の失敗

最初の三つは、申請書より前の判断で防げます。

  • 1. 台湾の顧客と代替手段を確かめず、日本の成功理由をそのまま移す。
  • 2. 子会社、支店、代表者事務所を、責任・契約・営業活動を比べずに選ぶ。
  • 3. 許可業種や外国人投資の制限を確認せず、一般の会社登記だけで営業できると考える。

資金と銀行の失敗

資本金は見せる数字ではなく、進出と初期運営を支える資金です。

  • 4. 最低資本金がないことを、少額で運営できるという意味に読み替える。
  • 5. 投資許可、送金名義、入金証明の順番を確認せず、先に資金を動かす。
  • 6. 会社登記の完了日と銀行口座が実際に使える日を同じ日に置く。

人と税務の失敗

会社ができることと、人が台湾で働けることは別です。

  • 7. 株主・責任者になれば就労許可と居留も自動的に得られると考える。
  • 8. 最初の請求・給与・海外送金が発生してから会計処理を決める。

日程と撤退の失敗

最後の二つは、進出を始める勢いが強いほど見落とされます。

  • 9. 行政審査、銀行、物件、採用を一本の最短日程で見積もる。
  • 10. 市場検証のGo/No-Goと、休止・撤退・形態変更の条件を決めずに固定費を増やす。

失敗を減らす一枚の進出表

市場、契約、会社形態、規制、投資、送金、就労・居留、銀行、税務、雇用、撤退条件を一枚にし、同じ前提を専門家と社内に渡します。制度の確認先、確認日、責任者も残してください。

公式情報

本記事は一般的な情報提供を目的とし、個別の法律、税務、投資、移民・在留に関する助言ではありません。制度や要件は変更される場合があります。必ず最新の公式情報を確認し、必要に応じて台湾の資格を持つ専門家へ相談してください。